とある大陸の国に作られていた地雷処理人養成施設。
ジャングル地帯の一角にサッカー場の数十倍、という広い敷地があり、
ところどころで、模擬地雷が発動し、噴煙を上げている。
その一角、30m四方の練習エリアに、如何にも今日、初めて着ました、と
いわんばかりに不似合いな迷彩服、腕にチェッカー(※)、頭にはゴーグルタイプの
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着した少女『マイ』が、サングラスをかけて
仁王立ちをしている巨漢の男の隣に、ポツンと立っていた。
※チェッカー
現実の地形を擬似的に1m単位で管理し、そのエリア内に地雷があるかどうかを
記録していくためのハンドコンピューター。情報は頭部のHMDに表示される。
周囲の爆弾位置を感知するためのセンサー、一時的に感度を高めるための
触媒追加装置、通信機が内臓されている。
「今日から実際に模擬地雷を使った訓練を行う。
なんのために地雷処理人の道を選んだのか、苦しい時は思い出せ。」
大男の低い声がビリビリと空気を震わせる。
「はい、教官。
自給10000$、リッチな生活を夢見て・・・」
ゴスッ
「・・・なにか言ったか?」
「えええええぇっとぉ、その・・・、地雷のない平和な世の中にするために、
微力ながら、がんばります・・・です。」
ハンマーのような大きな手でドツかれたことが効いたのか、
涙目になりながらも、模範解答を口にする。
「いい覚悟だ。」
全身の筋肉を誇示するかのように男が頷くが、
口元に浮かんだ笑みが、性格の悪さを感じさせる。
「あのぉ、教官。 画面が緑の網目状態になっちゃってて、作業が開始
できないんですけどぉ?」
※本ゲームは、起動直後はMAPが選択されていないのでPLAYできません。
緑色の網目が被さっていて、マウスのクリックにも反応しません。
「いいか。
お前はまだヒヨコもいいところだ。だからこの施設にいる、ここまではいいな。」
「はい!」
「だから、最初にモードを選択するときは、迷わず”レッスン”にしろ。」
「は〜い、ぽちっ、と。」
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コース選択の部分に注目♪ |
「次に”地区”を選択だ。まぁ、ここにきたばかりで、どこがどういうところか
わからんだろうから、初めから選択できる”000000”を選んでみろ。」
「はーい。」
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次は地区。 |
「一つの地区は256番地に分かれている。先ほどの地区同様、初めから選択
可能な”0000”を選べ。」
「ぽちっ、と。」
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次は番地。 |
「あ、表示から網目が消えました。」
※『コース選択』、『地区』、『番地』を選択すると、ゲームが開始できるわけですね。
○インスイーパと違って、地区、番地を指定するといつも同じMAPが表示される!
これが「P・K・O」の特徴その1です。
「これで、作業準備完了だ。始めたら後戻りは・・・」
「ではぁ、マインス○ーパの基本に従ってぇ、テキトーにSingleOpen(左クリックで
1箇所開ける)をポチッ、ポチッと。」
ボケッ
「い、痛いじゃないですかぁ。」
「・・・イタイじゃないですか? だと。
そういうセリフは一人前になってから言え。その時は聞いてやる。
貴様のような奴がいるから労災受給対象者が減らんのだ。」
「えぇぇぇぇぇ、でも、でも、基本ですよ、基本。」
「・・・そうか、それが基本か。
なら、お前が今、テキトーにチェッカーで印をつけた箇所を歩いてみろ。」
「・・・え゛」
「歩け!」
「は、はい・・・トボ、トボ、ドカーン!!!」
凄まじい轟音と衝撃で、少女は一瞬にして全身真っ黒、泥だらけに変った。
「ゲホッ、ゲホッ、・・・ひ、酷・・・ひ」
ジロッ
教官の鋭い眼光がサングラス越しに睨みつけた。
「それが貴様が行った行動の結果だ。
地雷処理人はプロだ! プロなら解除して当然!!!
それが”テキトー”に地雷原を歩いてどーする・・・あん? どーすんだ?」
「は、はぅぅぅぅぅ、ご、ごめんなさい。骨身に染みました。痛いです。
もー、いいかげんなことしません、です。」
「・・・もう一度、地区、番地を選択しろ。」
「ポチッ、と。」
マイの操作で、再び地区、番地が選択され、灰色の網目(ミスったときの表示)が
なくなり(模擬地雷が再度、セットし直され)、再び、作業開始可能状態に表示が戻る。
「作業を行うMAPを決定したら、次はエリアの事前調査を行う。
これがプロの基本だ。」
「事前調査?」
「それは・・・」
−あとがき−
続きはレッスン2 で説明します。
次回は、「事前調査は作業の基本」。
マイ○スイーパと異なる特徴その2、最初からある程度、MAPのエリアが
空いている・・・そこに込められた意味とは一体?
地雷処理人のヒヨコちゃん、マイの実地訓練をお楽しみに。
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